注目‼︎ アロマだけじゃない、「蒸留」から広がる!新しいビジネスの可能性。

2024.8 .27

注目‼︎ アロマだけじゃない、「蒸留」から広がる!新しいビジネスの可能性。

当社のアロマ減圧水蒸気蒸留装置(以下:本装置)は、これまで多くのお客様へ導入して参りました。本装置は長年酒造産業における、焼酎の蒸留機開発で培った技術を応用し誕生しました。そのため他では真似できない堅牢な造り技術力により、高性能、高パフォーマンスが実現。中でも、原料に合わせ、全6通りの蒸留方法が可能であり、減圧蒸留(40℃〜)が可能、蒸留に要する時間が最短約60分と短く、採油率は非常に高く(例:ラベンダー精油/6.5%)、洗浄は蒸気洗浄のみと、これらはほんの一例ですが、非常に利便性が優れた減圧蒸留装置,です。
本装置は、本来アロマオイルを抽出することを目的としていますが、装置の原理からこれまで様々な活用をされて来ております。アロマとは、アロマオイルだけではなく、優れた香り成分の採取を目的とされる事業者様も大変多く、これまでも本装置を様々な業種の事業者様が独自に多種多様の使い方をされています。
多くの事業者様との間で、機密保持契約ございますため、本装置の全ての活用方法を開示することはできませんが、この度、「蒸留」をビジネスとしてお考えの事業者様へ、今後の
新しいビジネスの可能性を数例の事例を紹介しつつ、本装置のプレゼンテーションシートを作成しました。
ぜひ内容をご覧いただき、今後の蒸留ビジネスへ本装置をお役立て下さい。
 
アロマ減圧水蒸気蒸留装置
 
またプレゼンテーションシートは、当サイトのトップページ本村のこだわりページに常時アップしております。

第3回 国際発酵・醸造食品産業展へ出展しました。

2024.8 .19

第3回 国際発酵・醸造食品産業展へ出展しました。

7月30日〜8月1日の3日間で行われた。第3回国際発酵・醸造食品産業展が無事終了しました。イベント期間中は、晴天に恵まれたのは有難いことですが、気温が連日35度以上と大変厳しい暑さだったにも関わらず、大変多くの方々に当社ブースへお越し頂きましたこと、大変嬉しく思うと共に、有り難く思っております。
今年は例年に比べ、海外からの事業者の方が多く訪れ、アロマ減圧水蒸気蒸留装置について非常に熱心にリサーチされていました。 また、国内事業者においても、クラフトジンの蒸留やリキュールなど、酒造の蒸留においてのご質問も多くございました。中でも既に蒸留機をお持ちで、商品販売しているけれども、さらにコンパクトな蒸留機をお探しで、当社ブースにお越し頂き、実際に装置を見に来られた方々も多くございました。
酒類業界は、市場がクラフトビールに続き、クラフトジンやクラフト焼酎など、新たに導入検討している事業者様が増えているのを実感したイベントとなりました。
 
 

アロマで地域ブランディング!

2024.5 .1

アロマで地域ブランディング!

地域活性化を目的にアロマを取り入れるケースが数年前から増えてきています。その土地ならではの原料からオリジナルの香りや、間伐材や残渣を活用したSDGsへの取組みなど、様々なケースで地域ブランディングにアロマを取り入れています。 某県職員、村議員、村職員と十数名の方々がアロマ減圧水蒸気蒸留装置の視察に訪れました。
 
アロマ蒸留視察 
アロマやアロマ蒸留についても初めての方々ばかりなので、当日はシークヮーサー原料からの蒸留を実際にご覧いただき、その場合で様々な質疑応答を行いました。 地域活性化を行う上でアロマをどう活用し、地域ブランディングを行うのかなど、アイデアやポイントなど具体的な装置の機能性やパフォーマンス、可能性を中心にご説明させていただきました。皆さん興味津々に見学し、熱心にメモを取っておられました。
 
アロマ蒸留見学
 
日本全国、特に地方は地域活性化への取組の問題は尽きることがありません。アロマには様々な可能性がございます。 これまでも地域原料を生かした事業を考える企業や行政関連へ、アロマ減圧水蒸気蒸留装置を納めて参りました。 アロマを起点とした地域活性や地域ブランディングをお考えの方、ブランディングのコンサルティングから相談可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
 
シークヮーサーアロマ蒸留

【健康医学士・ 清家 奈緒コラム】サウナ―にこそすすめたい!アロマセラピーの活用法。

2024年4月4日

サウナ―にこそすすめたい! アロマセラピーの活用法。

今年は2月に夏日のような日もあり、春が早くやってくるのかと思っていたら、3月には雪が降って季節が逆戻りし桜の開花も後ろ倒しになりましたね。みなさま体調は崩されていませんでしょうか?体調を崩すまでなくてもなんとなく身体がだるい感じを受けている方は多くいらっしゃるのではないかとお察しします。

私たちの体は常に体温を一定に保つために、寒い時には血管を収縮させて熱の放出を防いだり、代謝を上げるために心臓の拍動を促進するなど、自律神経が交感神経を上げることによって無意識のうちに調整されています。その為、季節が春に切り替わる「三寒四温」の時期はどうしても体のだるさを感じやすくなってしまいます。特に今年は寒暖差が激しいので、例年より注意が必要です。このだるさの原因は自律神経にあります。わかりやすくいうと自律神経が疲れてしまっている状態です。だるさを感じながら特に対処することなくそのまま放置しておくと、自律神経が疲弊し体の調節が上手く働かない状態になってしまい、だるさ→不眠→起き上がれない→うつのように徐々に状態が悪化します。このように体のだるさや不眠は最初の自律神経からのお知らせです。積極的に自律神経を休める(副交感神経を優位にする)ことをお勧めします。

倦怠感

ここ数年話題になっているサウナですが、サウナでアロマセラピーを活用することもおすすめです。サウナで言われる「ととのう」感覚は、交感神経と副交感神経に作用することで起こっています。熱いサウナと冷たい水風呂で交感神経を上げ、外気浴で副交感神経を上げる。この間に脳内物質のβエンドルフィンやオキシトシン、セロト体がリラックスするため「ととのう」という感覚を味わっています。また、最近は「ロウリュ」にアロマ蒸留水を使用しているサウナもあり、アロマの作用を活用してさらに身体のリラックスとホルモンの分泌を促しているところも増えてきました。すべてのサウナ施設に導入されているわけではありませんが、サウナに入る前や外気浴の際にアロマの香りを嗅ぐようにすると、それだけでも身体のリラックスとホルモン分泌を更に促してくれるのではないかと思います。サウナは高齢者や持病がある方にはおすすめできませんが、健康な方で日頃身体のだるさやストレスを感じている方には、自律神経を整える有効な活用方法かもしれません。

サウナ

アロマセラピーの香りの中で副交感神経を優位にすることが得意なものに、ラベンダー、マジョラム、オレンジ・スイート、カモミール・ローマン、クラリセージ、ジャスミン、イランイラン、ベンゾイン、ヒノキ、ヒバなどがあります。これらの精油は香りを嗅ぐだけで瞬時に自律神経を副交感神経優位にしてくれます。サウナが苦手な方でも一日の終わりにご自宅でのバスタイムや睡眠時に使用するのも良いです。また、身体への有効な活用方法としておすすめなのは、お仕事の合間の日中にも香りを嗅ぐようにすることです。ティッシュやハンカチに1~2滴の精油を垂らしそれを鼻の近くで香るだけで十分です。自律神経がある本能を司る大脳辺縁系に直結している嗅覚の仕組みによって、瞬時に体が反応します。大脳辺縁系は無意識の領域なので、意識的には何もわからないかもしれませんが、確実に体は反応を起こしています。

また、自律神経のバランスを整えるために必要なものが幸せホルモンと言われる「セロトニン」です。セロトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンを材料として作られますが、朝日を浴びる、リズム運動をするなどで積極的に作ることが出来ます。セロトニンの分泌によって、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが取りやすくなるのです。アロマセラピーでは、香りを嗅ぐだけでセロトニンの分泌を助けると言われるものがあります。それが、ラベンダー、マジョラム、ネロリ、カモミール・ローマンなどです。朝起きたらカーテンを開け、部屋にアロマを香らせながら太陽の光を浴びるとセロトニンをしっかり分泌させることが出来ます。

セロトニン

新年度がスタートし、新しい環境や人間関係でストレスを感じやすい季節にも入ります。さらには寒暖差に対応するために、私たちの身体はとても疲れやすい状態です。温かい日が増え、桜も開花し過ごしやすい日が増えるこの季節。自律神経を整えることを意識し、いつも以上に自分自身の身体に目を向けて、積極的に日光を浴びる、天然の香りを嗅ぐなど心身ともにリラックス出来る時間を確保していきましょう。

サウナ「ロウリュ」にオススメ!本村アロマ蒸留水はコチラ

クラフト蒸留ムーブメント、ジャパンスピリッツ人気上昇!

2024.3 .18

クラフト蒸留ムーブメント、ジャパンスピリッツ人気上昇!

近年国内において、国産クラフト蒸留酒の人気が高まってきています。数年前からクラフトビールの人気が一気に高まり、それに続きクラフトジンなどの蒸留酒の人気に火がつき始めています。 その背景としてこれまでの歴史の様々なターニングポイントにより、人々の価値観がサスティナビリティなものにシフトした結果、アメリカ国内において醸造に対する規制が緩和された事で、地域原料を利用したクラフトビールやクラフトウイスキーを醸造する人々が増え、それが次第に広がりを見せて、それに続くカタチで他ジャンルの酒にもクラフトの波が広がったと推測されます。その余波が世界中、この日本にも到来しクラフトビール醸造に参入する事業者が大幅に拡大し、大手企業も市場参入した事で、クラフトビール市場はは急成長し、現在導入期から成長期を迎えています。
 
 
 
クラフトジンは、イングランドにおいてウイスキーを抜く消費量となったと言われており、この日本でも某大手企業の商品が海外での売上げを大幅に伸ばし事業拡大をしているのと同時に、小規模の酒蔵や事業者が、地域原料を活かしたオリジナルジンの商品化にチカラをいれて来ています。 ジンはウイスキーなどと比べて、熟成期間が無く販売までの手間が削減できるという手軽さや、ウイスキーなどと比べ定義付けがそこまで厳格では無いのも相まってクラフトジンの製造に参入する事業者も増えてきている要因と思われます。
 
クラフトジン
 
当社のアロマ減圧水蒸気蒸留装置を導入した某企業様も、昨年クラフトジンが完成し、販売を開始しました。 アロマ減圧水蒸気蒸留装置は、様々な原料に合わせて6通りの蒸留が可能です。 醸造用アルコールと、独自の様々な原料を蒸留段階で同時に蒸留することが出来ます。 また、焼酎の高性能蒸留機がベースのため、原料本来の香りはもちろん、減圧蒸留でよりナイーブな香りを引き出す事も可能なため、香り豊かな天然アロマが引立つオンリーワンのクラフトジンの製造が可能です。
 
プレスリリース!アロマ減圧水蒸気蒸留装置
 
※サイズは30ℓ型、60ℓ型、100ℓ型の3サイズが標準タイプでございます。100ℓ型以上をご希望の場合は特注で製造致します。クラフトジンの蒸留の問い合わせも多くなって来ています。クラフトジンの製造をお考えの方、是非お気軽にお問い合わせください。
 

ハンドクリーム開発用、温州蜜柑アロマ蒸留受託。

2024.1 .29

ハンドクリーム開発用、温州蜜柑アロマ蒸留受託。

化粧品開発を行う某企業さまからの依頼で、ハンドクリームの開発に必要とされる、温州蜜柑のアロマオイルを常圧(100°)蒸留しました。蜜柑の果皮のみ合計45kg、本村アロマ蒸留所で3日間に渡り蒸留を行いました。蒸留所に常設のアロマ減圧水蒸気蒸留装置は30L型で、1回の蒸留で原料5kgを使用します。まずは原料となる果皮をミキサー粉砕し水と攪拌させます。それにより採油率は上がります。今回は平均的に採油率約1%、45kgの原料に対して約450mlのアロマオイルを採取ができ、まずまずの蒸留結果となりました。香りは蜜柑の甘く優しいフレッシュな香りが採れました。アロマオイルの採油率や煽りは原料により大きく異なります。今回の原料は、蜜柑の皮を手剥きしたものを未冷凍で5kgずつ真空状態にして頂けていました。冷凍よりは冷蔵保存の方がより良く、真空状態で保って頂けてたのも良かったと思います。
 
温州蜜柑残渣
 
これまでも蜜柑に限らず多くの柑橘類の蒸留試験を行っていますが、これまでの経緯から、同じ果皮でも収穫時期や保存方法でアロマオイルの採油率や香りに大きく差があります。アロマオイルは果皮に含まれていますので、果皮ごと圧搾し搾汁後の残渣や果実を包んでいる袋が残ったままの残渣などは採油率が下がり、また冷凍保存の残渣も下がる傾向にあります。果皮ごと搾汁したものは果皮ではなく、搾汁時に果汁のうわずみの食物繊維(果実パルプ)から蒸留すると、高採油率になる傾向にあります。
また、樹木の場合は細かいチップやクズの方が採油率は上がり、樹木の葉やハーブ等は乾燥の方が採油率は上がります。但しフレッシュの方が香りは良い傾向にあります。
 

ユニット設置で利便性と効率性の向上。

MOTOMURA AROMA TOPICS

本村アロマの事業活動を随時更新。

2023.12 .21

ユニット設置で利便性と効率性の向上。

これまで多くのお客様へアロマ減圧水蒸気蒸留装置を納めて参りました。装置を設置し運用する上で、蒸留機へ蒸気を供給するためのボイラー装置が必要になります。ボイラー装置を既に保有しているお客様は不要ですが、必要なお客様にはボイラー装置もセットで納めて参りました。
また運用する上で冷却させるために水の活用も必須です。お客様によっては井戸水や湧水などで運用をされるケースもございますが、特に水道水を活用し運用する場合、蒸留中の水はたれ流しとなるため、チラー装置をセットで納めるケースも増えて参りました。チラー装置は装置内で水を循環させ、使用する水量を削減させます。節水と水道費の削減が可能になります。
お客様の設置場所や設置状況に合わせ、「装置+ボイラー+チラー」のユニットでの設置を推奨しています。昨今ユニットでの納品設置の要望も大変多くなっています。
導入事例ページに「アロマ減圧水蒸気蒸留装置ユニット設置のついて」の情報を更新しました。装置の設置をご検討の場合は、ユニット設置含めより良い方法をお気軽にご相談ください。
 
アロマ減圧水蒸気蒸留装置ユニット設置について

【健康医学士・清家奈緒コラム】超スゴイ!レモングラス蒸留水の汎用性とは⁉︎

2023年12月13日

超スゴイ!レモングラス蒸留水の汎用性とは⁉︎

香りの世界に携わっている方にはおなじみのレモングラス。また、生命力が強く防虫作用もあるため、庭先に植えている方も多いのではないでしょうか?和名では檸檬茅とも言われるように、見た目は茅と同じですが、触ると甘い爽やかな香りがするのが特徴です。そのように、生の状態でもとても良い香りがするため、ハーブティーやアジアの料理(トムヤムクン)の香りづけとしても有名です。

レモングラス

本村アロマ蒸留所で過日行われたレモングラスの試験蒸留で採取された蒸留水を、今回少し分けていただきました。レモングラスは精油で使用することはスタンダードですが、蒸留水で使用する機会はあまりないのでとても興味深く使わせていただきました。減圧蒸留で採取された蒸留水の香りは、とても柔らかく生原料を思わせる若干の草の香り。レモングラス精油の香りに比べるとだいぶ優しい香りなので、レモングラス精油の香りが苦手な方にはお勧めです。(私自身、レモングラス精油の香りは若干苦手なので蒸留水の方が使いやすいと感じました。)

レモングラス

実際に使ってみて思ったことですが、レモングラスの蒸留水は汎用性が凄い!消化器系の作用、防虫作用、抗菌作用、鎮痛作用、乳酸除去作用、リラックス作用、皮脂のバランスを整える収斂作用など多くの作用があるレモングラス。精油と違い、蒸留水はそのまま使用することが出来るためボディスプレーとして使用すれば、肩こり、筋肉痛、リラックス、スキンケア、消化促進、虫よけスプレーと万能なスプレーになります。また、ルームスプレーや掃除・洗濯に使用すれば、消臭・防カビにも有効です。

レモングラス精油は虫が嫌うシトラールという成分を多く含んでいるため、虫よけスプレーを精油で作る場合によく使用されますが、この成分には皮膚刺激があるため肌が弱い方は注意が必要です。しかしながら、蒸留水であればそのまま使用しても皮膚刺激も強くないので、敏感肌の方は使いやすいのではないでしょうか?(個人差がありますので、実際に使用する場合には必ずテストをお勧めします。)

レモングラススプレー

また、レモングラスは南の国の植物なので、暑い時に役立つ作用を多く持っています。食欲がない時には食欲を出すようにしてくれますし、暑さで体力が消耗しているときには体力を強壮してくれる作用があります。これまでのアロマカウンセリングをしてきた経験から、精神的に疲れ体力も消耗しているような状態のときにレモングラスの香りを好む傾向がとても多いと感じています。副交感神経を優位にするリラックス作用もあるレモングラスなので、精神的にも体力的にも疲れてしまっている方にはぴったりなようです。特に、ストレスから胃や腸の不調を引き起こしている方は、ハーブティーや精油・蒸留水、どのような形でも良いので、是非使ってみて欲しい植物の一つです。

レモングラスの汎用性

そしてもう一つ、レモングラスの嬉しいポイントは、生命力が強く繁殖能力が高いため、原料を安定的に収穫できることから、ハーブティーや精油・蒸留水など、どれも手に取りやすい価格帯の物が多いという点です。生の葉をハーブティーとして飲用することも出来るため、庭先やベランダで育ててみるのも良いですね。寒い季節に抗菌作用も相まって、免疫力のアップも期待できると思います。これからの季節、レモングラスの力を上手く活用できると良いですね。

アロマ蒸留試験はこちらから。

減圧40℃伊予柑残渣からのアロマ蒸留。

2023.12 .1

減圧40℃伊予柑残渣からのアロマ蒸留。

某企業からのご依頼で搾汁後の伊予柑の残渣(冷凍)からアロマ蒸留試験を行いました。これまでの実績から、柑橘の果皮は冷凍することでアロマオイルが少なかったり採取できないこともございました、更に減圧蒸留は常圧蒸留に比べ採油率は下がりますため、今回の蒸留試験はあまり期待はできずにおりましたが、残渣の原料の香りを嗅いだところ非常に強い香りだったのと、これまでの研究から、冷凍原料であっても採取をしやすくする方法などから、今回の試験はまずまずの結果となりました。採油率は0.5%程度で、香りは非常にナイーブで優しい香りが採取できました。 今回の試験を行った企業様は、常圧蒸留機は保有しておりますが減圧蒸留機は保有しておらず、今回常圧蒸留と減圧蒸留での違いの調査で試験を行なわれました。結果にも大変満足していただき、更に当社のアロマ減圧水蒸気蒸留装置の高いパフォーマンスに大変驚かれていました。全てにおいて良い結果が得られ我々も大変満足した蒸留試験となりました。
※残渣原料について 柑橘の残渣の果皮は、搾汁する際の方法や使用している機械によっても残留するアロマオイルの量は様々です。
アロマ蒸留試験依頼はコチラまで。

減圧60℃生レモングラスアロマ蒸留。

2023.11 .29

減圧60℃生レモングラスアロマ蒸留。

某企業様からのご依頼でレモングラスのアロマ蒸留試験を行いました。今回は減圧60℃、生原料からアロマ蒸留水の採取を目的とした試験です。
レモングラスなどのハーブはアロマオイルの採取が目的の場合、乾燥原料からの蒸留の方がアロマオイルは採取できる可能性は大きいのですが、今回はアロマ蒸留水の使用が目的で、より良い香りの採取が重要なミッションだったため、減圧60℃で最も良質でナイーブな香りを引き出しました。柔らかく優しく、レモングラス本来の良い香りだけを引き出すことが出来ました。
減圧蒸留の蒸留温度は原料によって相性が様々です。これまでの実績から様々な原料のある程度の相性はございますが、同じ原料でも産地や栽培方法、季節や状態などその時々のもので異なりますため、より良い香りを目的とした試験をご希望である場合は、色々試してみることをお勧めします。
アロマ蒸留試験のご依頼はコチラまで。