アロマ蒸留試験のご案内
常圧(100℃)〜減圧(40℃)まで蒸留が可能

<アロマ蒸留試験動画>
アロマ蒸留試験について
柑橘、柑橘残渣、樹木、ハーブなど様々な植物原料からアロマ蒸留試験が行えます。アロマは同じ品種の原料であっても育った環境や栽培方法などで香りも回収率も異なります。また同様に乾燥原料とフレッシュ原料でも異なります。まずはお客さまの原料がどの様な香りや、回収率なのかを調べることが重要です。未来アロマではお客さまの原料から最適な蒸留方法を導き、精油と蒸留水の抽出試験を行います。
※試験1回に使用する必要原料量は5kgです。常圧蒸留と減圧蒸留の両方を希望の場合、試験は2回で必要原料量は10 kg必要となり、試験費用も2回分となります。試験費用は5kg=1回分が基本となります。
※精油の回収率は原料次第であり、原料によって異なります。
※蒸留水は全ての原料共に約5〜10 ℓの回収となります。
※蒸留試験のお客さまの立ち合いOKです。
※原料は指定する住所へ送っていただくかご持参ください。
アロマ蒸留試験の主なポイントと流れ
原料は主に柑橘(果皮)、樹木(木部、葉部)、ハーブ類など植物原料になります。飲料会社や食品会社などから出る柑橘残渣や果実パルプからも行えます。
柑橘や花びらなどは、蒸留釜に原料を投入、水張りを行い加熱する「煮出し蒸留」となります。柑橘残渣や果実パルプも同様です。樹木やハーブ類は、アロマ籠に原料を敷き詰め原料に直接蒸気をあてる「生蒸気蒸留」となります。
蒸留時間は蒸留開始から約60分ですが、原料によっては90分程度行います。
※試験をご依頼される場合、以下を参考にご郵送またはご持参ください。
柑橘:「果皮のみ」/柑橘残渣:「現状のまま」/果実パルプ:「現状のまま」/樹木(木部):「細かいチップ状またはクズ」/樹木(葉部):「葉のみ細かくした状態」/ハーブ類:「大きいまたは長いものは細かくした状態」

試験では、常圧(100℃)〜減圧(40℃)まで蒸留が行えます。それぞれの違いは、常圧蒸留は原料そのものの香りで、香りの強さが感じられるのと比べ、減圧蒸留は雑味などがはぶかれ、よりナイーブな香りとなる傾向があります。香りに精通している方々は香りに敏感なため減圧を好まれる傾向があり、一般の方々は常圧での香りの強さを求める傾向にあります。但し、常圧蒸留に比べ、減圧蒸留は精油の回収率が下がります。
常圧蒸留か減圧蒸留かはお客さまが選択できますが、わからない場合はお気軽にご相談ください。

アロマ蒸留試験終了後、回収された精油と蒸留水の試験サンプルをご提供します。精油はガラス容器に回収し、蒸留水が必要な場合はポリタンクに回収します。蒸留水が必要ない場合は廃棄処分致します。蒸留後の残渣もサンプルで必要とされるお客さまは、残渣を回収する容器はお客さまでご用意ください。
試験サンプルは、ご指定の住所へ着払いにて発送致しますが、試験お立ち合いの場合は持ち帰られても構いません。

アロマ蒸留試験についてのご注意
すべての樹木や植物からアロマが抽出できるわけではありません。また、原料の品質にも大きく影響致します。原料によっては抽出量が極端に少ないものや、全く抽出できないものもございます。蒸留試験において、抽出量が少ない、または全く抽出されない場合でも料金の返金は致しません。ご了承下さい。
試験ご依頼ご希望の際は、同意書のご記入をお願いします。
▶︎同意書をダウンロード(word)
その他原料について、原料の送り方等ににおいて注意点がいくつかございます。その他の注意点に関しましては、お問い合わせ頂いた際にご提示致します。
過去の蒸留試験結果
詳しい採油率については抽出試験のデータ一覧をご覧ください。
▶︎蒸留試験の結果(PDF)
アロマ蒸留試験依頼の手順
①試験日の予約
試験実施希望(月)をお知らせ下さい。 弊社から実施可能候補日をお知らせします。
②同意書の記入
同意書をダウンロード、ご記入の上メールでお送り下さい。
▶︎同意書をダウンロード(word)
③費用のご入金
試験実施日の3日前までに、指定口座へご入金をお願いします。
※振込手数料はお客様負担でお願いします。
※入金確認後実施致します。
④試験前日に指定の住所へ原料をお送り下さい。
⑤試験実施
⑥試験実施後、試験サンプルを即日着払いにて発送します。