八丈フルーツレモンアロマ蒸留試験

2025.6.3

八丈フルーツレモンアロマ蒸留試験

東京都八丈島の特産品である、八丈フルーツレモンからアロマ蒸留試験を行いました。これまでも瀬戸内レモンやマイヤーレモンなどアロマ蒸留試験を行ってきましたが、八丈フルーツレモンはまたこれまでとも違う特徴を感じました。今回試験蒸留したフルーツレモンは、食品加工時に使用しないレモン上部の皮つきのヘタの部分だけを蒸留しました。通常であれば廃棄処分されていたものです。今回この廃棄原料からアロマオイルを回収し、別事業に展開したい事業者さまからアロマ蒸留試験のご依頼を受け試験の実施を行いました。
今回使用する原料は冷凍原料となります。冷凍原料を5kg使用し、常圧(100℃)蒸留を行いました。これまで冷凍原料はあまり回収率が良くない傾向になりますが、今回のフルーツレモンは蒸留開始後、多くのアロマオイルが注がれ始め、蒸留開始60分、蒸留終了する頃には、約1.1%のアロマオイルを回収することができました。
回収された八丈フルーツレモンの香りは、レモン特有の酸味が柔らかく、ほんのりとした甘みの方が強い上品な香りが印象的でした。
未来アロマではこれまで大変多くのアロマ蒸留試験を行っております。森林間伐材や柑橘類の食品加工時から出る残渣、市場に並べられないB級品など、アロマという新たな切り口で、新たなビジネス展開の可能性が拡がります。お気軽にご相談ください。

アロマ減圧水蒸気蒸留装置の設置場所視察へ

2025.5.30

アロマ減圧水蒸気蒸留装置の設置場所視察へ

現在アロマ減圧水蒸気蒸留装置の100ℓ型の導入をご検討されてる某事業者様の元へ、メーアー担当者と共に設置予定場所の視察へ行ってきました。事業者様の本社所在地は、中国地方の美しい日本海沿いの。大変穏やかで広大な土地で、柚子をはじめ様々な柑橘を育て、国内はもちろん海外に広く柑橘の加工品の輸出を行っている企業です。今回加工時の残渣からアロマオイルを抽出し、新たな事業を行うにあたり、アロマ減圧水蒸気蒸留装置の100ℓ型の導入をされます。
 
蒸留機設置場所
 
設置場所は現在候補として二箇所で検討されていますが、蒸留機を設置するにあたっては、天井の高さやユニット設置に伴うスペース確保、給水、ポイラーからのドレーン排水、ボイラー配管設置、搬入口の広さ等々設置に適した場所を、お客さまの作業オペレーションと照らし合わせ、最も作業効率があがる場所で決定を行います。
お客さまが設置したい場所で設置可能か、可能にするにはどうするかをお客さまと共に相談し決定します。
 
ボイラー設置場所

クラフトジン開発製造ミーティング

2025.5.25

クラフトジン開発製造ミーティング

昨年夏より、個性的なクラフトジンの製造販売する事業者様へアロマ減圧水蒸気蒸留装置のコーディネートをしています。
某事業者はこれまで2種類のクラフトジンの製造販売を行って来ており、これまでは委託での製造をしておりますが、今回ご自身で蒸留所を開設されます。それに伴い蒸留所設計に必要な設備、要望に適したパフォーマンスを得るための仕様や装置容量、ユニット等、最善な策をメーカー担当者と共に協議を重ねつつ、また今後の事業における事業スキームやマーケティングにおけるコンサルティングを行っています。年内から来年早い段階でのクラフトジン蒸留所開設を目標にお手伝いをしております。
 
クラフトジンの蒸留

アロマ蒸留試験結果(柚子残渣)

2025.5 .23

アロマ蒸留試験(柚子残渣)

先日某企業のご依頼で、柚子の加工後の残渣からアロマ蒸留試験を行いました。これまで残渣は主に家畜の餌や産業廃棄物として費用をかけて廃棄処理してきましたが、新たなビジネス展開を行うにあたり、アロマ蒸留試験を行いました。柑橘の残渣からのアロマ蒸留試験はこれまで多くの依頼があり試験を行ってますが、残渣はフレッシュの果皮に比べ、精油の回収率は少ないのですが、今回の柚子残渣からはフレッシュの果皮と同等くらいの精油が回収できました。
残渣は加工の段階での圧搾の仕方で、果皮に残る精油の残量が異なります。また今回の残渣は4年前の冷凍保存のものでした。
まだまだ費用かけて残渣を廃棄処分しているや、安価で家畜の餌として売る事業者さんも少なくありません。アロマは国内外様々な事業で活用されています。産業廃棄物(ゴミ)として費用を払って処分するのではなく、サスティナブルな事業として、アロマで新たなビジネスを行い収益化を模索してはと思います。
 
 

アロマ地域ブランド

2025.4 .15

アロマ地域ブランディング

昨年度から某県による、県内の村の天然原料を活用した、アロマ事業を進行しています。弊社(舟山)は本事業のプロジェクトリーダーとして、マーケティング、ブランディング、デザイン、マネジメントを担っております。アロマを通じ新たな村のブランド開発全体を行っています。村の個性を活かした様々なコンテンツを開発し、村のイメージを向上させ、集客や購買、村民の意識改革の実現を目指しております。
先日、村の原料からアロマ蒸留試験を行いました。今回のアロマ蒸留試験は、ヒノキリーフを常圧で蒸留しました。柑橘を思わせる清涼感溢れる香りで、回収率もまずまずでした。ヒノキやスギなど国産アロマでは珍しい原料ではありませんが、今回の商品開発には一味違う要素を加え、他にはないオンリーワンの商品を目指しています。乞うご期待!
 
アロマ蒸留試験1 アロマ蒸留試験2
 

減圧蒸留装置(オプション②)/丸型サイドグラス

2024.12 .25

減圧蒸留装置(オプション②)/丸型サイドグラス

オプションで蒸発釜と留液タンクへ丸型サイドグラスの拡充がおこなえます。サイドグラスを設けることで、外側から中の様子が確認できると共に、取り付けがへルールのため、取り外しと洗浄が容易におこなえる様になります。
 

減圧蒸留装置、仕様変更 ④(拡充)/給水口

2024.12 .6

減圧蒸留装置、仕様変更 ④(拡充)/給水口

これまで蒸留釜への給水をおこなう際、蒸留釜の上部からホースでの給水をおこなっていました。その場合、蓋(ふた)もアロマカゴも外した状態で水張りをする必要がありました。
そこで蒸留釜の側面に給水口を設け、標準仕様と致しました。給水口を設けたことで、水が溜まるまでホースを手放せないや、給水後でないと蓋(ふた)やアロマ籠をセットできない等々の不便さが解消し、作業効率が格段に向上しました。
 

減圧蒸留装置、仕様変更 ③(拡充)/蒸留釜蓋(ふた)

2024.11 .26

減圧蒸留装置、仕様変更 ③(拡充)/蒸留釜蓋(ふた)

蒸留釜の蓋にヒンジを拡充し標準仕様になりました。これまでは重量のある蓋を両手で取り外す必要がありましたが、ヒンジを付けたことで、炊飯器の様にスムーズな開閉が可能になり、作業の手間が大幅に軽減されました。
 

減圧蒸留装置、仕様変更 ②(拡充)/液出口

2024.11 .21

減圧蒸留装置、仕様変更 ②(拡充)/液出口

これまでの仕様では特に煮出し蒸留をおこなった後、蒸発釜から排液をおこなう際に、蒸留した原料の大きさによっては残渣が目詰まりする場合もございました。そこで液出口のサイズを拡大し標準仕様としました。これにより原料残渣の目詰まりも改善され、目詰まりによる作業ストレスも解消されました。