減圧40℃伊予柑残渣からのアロマ蒸留。

2023.12 .1

減圧40℃伊予柑残渣からのアロマ蒸留。

某企業からのご依頼で搾汁後の伊予柑の残渣(冷凍)からアロマ蒸留試験を行いました。これまでの実績から、柑橘の果皮は冷凍することでアロマオイルが少なかったり採取できないこともございました、更に減圧蒸留は常圧蒸留に比べ採油率は下がりますため、今回の蒸留試験はあまり期待はできずにおりましたが、残渣の原料の香りを嗅いだところ非常に強い香りだったのと、これまでの研究から、冷凍原料であっても採取をしやすくする方法などから、今回の試験はまずまずの結果となりました。採油率は0.5%程度で、香りは非常にナイーブで優しい香りが採取できました。 今回の試験を行った企業様は、常圧蒸留機は保有しておりますが減圧蒸留機は保有しておらず、今回常圧蒸留と減圧蒸留での違いの調査で試験を行なわれました。結果にも大変満足していただき、更に当社のアロマ減圧水蒸気蒸留装置の高いパフォーマンスに大変驚かれていました。全てにおいて良い結果が得られ我々も大変満足した蒸留試験となりました。
※残渣原料について 柑橘の残渣の果皮は、搾汁する際の方法や使用している機械によっても残留するアロマオイルの量は様々です。
アロマ蒸留試験依頼はコチラまで。

減圧60℃生レモングラスアロマ蒸留。

2023.11 .29

減圧60℃生レモングラスアロマ蒸留。

某企業様からのご依頼でレモングラスのアロマ蒸留試験を行いました。今回は減圧60℃、生原料からアロマ蒸留水の採取を目的とした試験です。
レモングラスなどのハーブはアロマオイルの採取が目的の場合、乾燥原料からの蒸留の方がアロマオイルは採取できる可能性は大きいのですが、今回はアロマ蒸留水の使用が目的で、より良い香りの採取が重要なミッションだったため、減圧60℃で最も良質でナイーブな香りを引き出しました。柔らかく優しく、レモングラス本来の良い香りだけを引き出すことが出来ました。
減圧蒸留の蒸留温度は原料によって相性が様々です。これまでの実績から様々な原料のある程度の相性はございますが、同じ原料でも産地や栽培方法、季節や状態などその時々のもので異なりますため、より良い香りを目的とした試験をご希望である場合は、色々試してみることをお勧めします。
アロマ蒸留試験のご依頼はコチラまで。

 
 
 
 

アロマ減圧水蒸気蒸留装置のここがスゴイ!プレスリリースを公開。

2023.10 .16

アロマ減圧水蒸気蒸留装置のここがスゴイ!プレスリリースを公開。

これまでもアロマ減圧水蒸気蒸留装置のポテンシャルを本サイトでも書いてきましたが、納入先の数々お客様により多種多様な活用方法などもあり、近年装置の活用の幅が広がりつつあり、また時代や市場のニーズにフィットしてるのもあり、改めてプレスリリースを更新しました。
以下プレスリリース内■内容を記します。
株式会社本村製作所は、令和4年で創業100周年を迎え、創業以来大手醸造メーカーを中心とした、ステンレスタンクや蒸留機の開発製造を行っています。大手を始め醸造業界内では、品質、技術力に定評のあるパイオニア企業です。醸造での蒸留は1滴1滴に酒税がかかるため、漏れが許されない堅牢な開発技術が必要です。また世の中で焼酎が定着したのは、減圧蒸留技術によって、臭みが無くまろやかな香りの焼酎が誕生し市場が大きく拡大しました。これら醸造で培った技術を応用し、様々な原料から良質なアロマが蒸留できるアロマ減圧水蒸気蒸留装置(以下:本装置)を開発。天然の香りや効能を必要とする業界や、柑橘やハーブ農家など、農作物の廃棄物や残渣や、林業など間伐材や木クズをアロマで再生させ、事業化を考える企業からの問合せが後を経ちません。また昨今クラフトジンが市場を賑わし始めています。本装置で独自のアロマ原料とボタニカル、アルコールを蒸留することで、オンリーワンのジン蒸留が可能です。他社との差別化が明確な、ブランド力の高い商品開発が期待できます。 SDGsやサスティナブルな社会や取組みが求められる昨今、本装置は多くの事業者や事業の未来に貢献できると自負しております。
 
プレスリリース!アロマ減圧水蒸気蒸留装置
 

【健康医学士・ 清家 奈緒コラム】健康酒としてブームが起きそうなクラフトジン!!

2023年10月4日

健康酒としてブームが起きそうなクラフトジン!!

最近、話題のクラフトジンですが、クラフトジンに欠かせないのがジュニパーベリーです。1600年代に作られたといわれるジン。当時は、ジンが利尿作用や解熱、痛風に効くとして薬局で売られていたそうです。ジュニパーベリーの作用は古くから知られており、紀元1世紀に編纂されたという現在の医薬品の大元といわれるディオスコリデスの「薬物誌」にもその効果は記されています。まさに酒は百薬の長。古くから、薬として利用されていたジュニパーベリーを使ったジンは飲むだけでも身体に良さそうですね。

クラフトジン

今回は、そのジュニパーベリーの蒸留水を上手に活用する方法をご紹介したいと思います。精油としても有名な「ジュニパー」はうっ滞除去作用が優れているため、浮腫みの解消や老廃物を流したい時には欠かせない精油の一つです。ヒノキ科であるジュニパーは、モノテルペン炭化水素類のαピネン成分が多く、森林浴効果が期待されることで有名です。これらの成分を少なからず含んでいる蒸留水をボディスプレーとして疲れた脚に吹きかければ、浮腫みの解消に繋がりますし、ルームスプレーとして利用すれば、森林浴のようなリラックスできる空間を作ることが出来る上、殺菌・消毒作用もあるので空間の除菌にも有効です。蒸留水は精油をブレンドしなくても十分にその成分の作用を得ることが出来るので、使い勝手がとても良いのが嬉しい点です。

ジュニパーベリー

お肌に対する効果としては、殺菌・消毒作用、収斂作用があるので、脂性肌でにきびなどに困っている方にも良いと思います。最近は、パソコンやスマホを使う時間が多く脳内疲労や眼精疲労を起こしている方が多く、ヘッドトリートメントが人気になっていますが、その際に使用するヘッド用のスプレーとしてもお勧めです。頭皮の脂を抑制しながら、凝り固まった頭皮や首をほぐすのにも効果的です。首の凝り、頭皮の凝りは認知症の要因になり得ると言われています。首、頭皮を柔らかくし常に血流を良くしておくことが認知症の予防に繋がります。認知症もある日突然なるのではなく、長年脳内に原因物質を蓄積させてきた結果です。発症するまでに25年かかると言われる認知症です。40代からはマスト、30代のうちから気を付けて、肩こり・首凝り・頭皮の凝りをそのままにしないことが大切です。

ヘッドスパ

ジュニパー精油をアロマトリートメントで使用する際には、植物オイルに精油を混ぜて使用しますが、ジュニパーをブレンドしたオイルでトリートメントをすると一発で違いがわかります。(私的経験談です。)それぐらい、流す力が強いジュニパーは浮腫みや凝り、またダイエットなどにもとても有効です。個人差はあると思いますが、これらの解消に繋げたい人にとってはとても魅力的なジュニパーです。

精神面への作用は、ノルアドレナリンを出しやる気にさせる作用があります。森林浴の作用でリラックスしつつ、やる気も出させてくれるこの香りは、これからスポーツの試合に臨む前や、大事なプレゼンの前などに嗅ぐと良いかもしれません。

集中

注意事項として、流す力が非常に強いジュニパーは、腎臓に疾患がある方は禁忌となっています。老廃物が一気に流れ尿量も増える為、腎臓への負担が重くなります。腎臓疾患がある方への使用はお控えください。また、妊娠中の使用もおすすめできません。

薬効成分が大いに期待できるクラフトジン、これからは健康酒としてブームが起きるかも。

8月、第2回国際発酵・醸造食品産業展に出展します。

2023.6.30

8月、第2回国際発酵・醸造食品産業展に出展します。

今回で2回目の開催となる「第2回国際発酵・醸造食品産業展」に出展します。昨年11月に行われた第1回国際発酵・醸造食品産業展では大変多くの反響をいただき、今回再度出展の運びとなりました。昨今発酵や醸造関連事業や商品開発を手がける企業が多くなり、市場を大きく賑わせてきています。特にクラフトビールの製造は、日本国内の多くの地域で、その地の原料を生かしたクラフトビールを大変多く目にするようになりました。またクラフトジンにも注目が集まっています。これまで国産ジンは国内においてポピュラーな飲み物の印象はありませんでしたが、若年層のビール離れなど諸々の時代の変化や、大手により缶による商品が市場を賑わせ始めたこともあり、クラフトジンへの注目が高まっています。
 
第2回国際発酵・醸造食品産業展
 
今回、アロマ減圧水蒸気蒸留装置をクラフトジン蒸留装置として出展します。これまでのアロマ蒸留同様、柑橘やハーブなど様々な原料(ボタニカル)からクラフトジンやプレミアムジンの製造が可能です。また100L×2層タンクを出展します。こちらのタンクは内部が2層構造となっており、1台で2種類の飲料を貯蔵できます。冷却も可能で、冷却された飲料をタンクから直接注ぐ事もできる製品です。オリジナルジンや酒造関連のお客様必見です!ぜひこの機会にお気軽にお越しください。西華産業株式会社、株式会社本村製作所の共同ブース(E6-21-29
 
アロマ減圧水蒸気蒸留装置
 
■イベント:第2回国際発酵・醸造食品産業展
■日時:2023年8月2日(水)〜8月4日(金)
■開催日時:10:00〜17:00
■会場:東京ビックサイト 東展示棟 4〜6ホール ブース「E6-21-29
■公式サイト:https://hakkoexpo.jp