ヒノキアロマ蒸留試験(かんなくず)

ヒノキアロマ蒸留

建材用のヒノキ材の”かんなくず”から、アロマ蒸留試験を行いました。建材用の木材は乾燥機で水分を抜いた乾燥剤が主です。乾燥した木材からはアロマオイルの抽出は難しいと思われがちですが、そんなことはございません。乾燥させることで水分は無くなりますが、アロマオイルは乾燥しても水分とは違い材内に留まっているため、生木と大差ない量は採取できます。しかし、アロマを蒸留するには蒸留する原料の形状で採油率は変わります。今回は”かんなくず”からの蒸留なので、採油率は通常より落ちると思われてました。蒸留開始直後からアロマオイルは確認出来ませんでしたが、約20分後あたりから徐々にアロマオイルが蒸留され、結果蒸留終了までには通常と変わらない量を採取出来ました。この結果から分かる様にアロマオイルは、同じ素材からでも原料の状態や形状で、採油率は大きく異なります。