減圧40℃伊予柑残渣からのアロマ蒸留。
某企業からのご依頼で搾汁後の伊予柑の残渣(冷凍)からアロマ蒸留試験を行いました。これまでの実績から、柑橘の果皮は冷凍することでアロマオイルが少なかったり採取できないこともございました、更に減圧蒸留は常圧蒸留に比べ採油率は下がりますため、今回の蒸留試験はあまり期待はできずにおりましたが、残渣の原料の香りを嗅いだところ非常に強い香りだったのと、これまでの研究から、冷凍原料であっても採取をしやすくする方法などから、今回の試験はまずまずの結果となりました。採油率は0.5%程度で、香りは非常にナイーブで優しい香りが採取できました。 今回の試験を行った企業様は、常圧蒸留機は保有しておりますが減圧蒸留機は保有しておらず、今回常圧蒸留と減圧蒸留での違いの調査で試験を行なわれました。結果にも大変満足していただき、更に当社のアロマ減圧水蒸気蒸留装置の高いパフォーマンスに大変驚かれていました。全てにおいて良い結果が得られ我々も大変満足した蒸留試験となりました。
※残渣原料について 柑橘の残渣の果皮は、搾汁する際の方法や使用している機械によっても残留するアロマオイルの量は様々です。